voltampere GPC-DC12

voltampere GPC-DC12
Silver Running Platinum DC Cable

GPC-DC12はニプロンの12V 10A電源ユニットが搭載されており、これを3口の出力の合計が10Aを超えないように接続します。

P1 DC12V 0.5A、P2 DC12V 2A、P3 DC12V 1A

製品ページではこのような記述がありますが、特に気にする必要はないと思われます。実際に私はLUMIN L1(12V 5A)と、RE・LEAF E3 Hybrid dC(10V~16Vの入力電圧に対応、3A)へ同時出力していますが、全く動作に問題はないです。ただし10Aギリギリは避けるべきと思います。7割くらいで抑える方が良いでしょう。実質的にはLUMIN L1・E3 dC共に5A+3Aをフルに使って動作しているわけではないので、まだ少しGPC-DC12の供給能力に対して余力がありますが、中央のP2プラグは今後も使わずに空けておくことにします。

音は小容量で出力が1口の電源より、GPC-DC12は力強くて輪郭が立ちます。内部は大きめのフェライトコアを2回通しており、その影響からか温度感が低めな印象があります。GPC-DC12はスイッチング電源によくある粗い音ではないけれど、よくイメージされるアナログ電源の音とは傾向が異なるので、好みは分かれる気がします。

出力DCケーブルによって音がかなり変わります。付属品は明らかにハイ落ちしてバランスがおかしいです。これはGPC-DC12側の問題というより、付属DCケーブルの質が悪いからです。oyaide DC-3398あたりでも良いので、とにかくここは気を配ることをお勧めします。私は奮発してSilver Runningを2本揃えました。温度感はこれで割と好みのバランスに寄せられました。以前Boosterを使っていましたがプラグの勘合が緩くてそこが気になって外してしまったのですが、このDCケーブルはオヤイデ製プラグになってきっちり入るので安心して使っています。

 

これはE3 dC購入時におまけとして付属していた「E1用PSU」です。E3でも問題なく動作するのでこのまま使っていたのですが、このPSUは重量が軽くて接続する電源ケーブルによっては引き摺られたりします。そしてDCケーブルが2mもあり長すぎるというのは音質的に明らかにマイナスポイントと思います。確かに設置の自由度は高くて便利かもしれませんが・・・70cmぐらいで十分では?