付けて外して、また戻す

f:id:les2134:20220405175223j:plain

前々回から文章多めで写真無しな記事が続いたので今日は反動でたくさん貼ります(?
PCとオーディオラック周辺の配置転換をしました。以前からデスクの足元スペースが不要な紙類が積まれて混沌としていたので、整理して2Fに移動。スッキリ空いたスペースにPCがすっぽり入りました。

f:id:les2134:20220405175602j:plain

これでPC新調前の、本来の位置にAudio Replasの電源BOXを戻せました。この場所からでないとG Ride Audio White Devil 3sは引き回せないので、しばらく眠っていたわけですが復活させられて良かったです。

そして今では事業を一時停止(おそらく再開は難しいと思いますが)しているHFCのMC-0.5 Helx+を抜いています。これにはいくつかの理由があります。

f:id:les2134:20220405180514j:plain

またLUMIN L1の電源としてifiのiPower Eliteを採用していましたが、これも付属の共立 WA-12500Sに戻してみました。付属のACアダプタは使いたくないという固定観念にずっと縛られていたのですが、冷静になって聴いてみるとこれで案外悪くないなと感じます。12V 5Aという要求を満たせるのはスイッチング方式がほとんどなので、iPower Eliteに頼っていました。クリアで力感のある音ですが高域にやや色付けを感じる点は以前から気になっていたのです。

ACアダプターのノイズ比較とノイズ対策 – Innocent Key

iPower Eliteについても記載があります。

f:id:les2134:20220405182242j:plain

ラック下段の右側スペースが結構空きました。Replas側と合わせて2口空いたので、HubとかDirettaとか導入する下準備にはなったかな。ラックもそろそろ10年選手で頻繁に配置換えやら色々やってたので流石に目立つ傷が増えました。

f:id:les2134:20220405174928j:plain

RE・LEAF本来のコンセプトというのは、木製スタンドを使用してコンパクトに設置し、デスク上で操作することを念頭に置いて開発されたものだと思います。E1ならDAC内臓なのでこのスペースで全て完結してしまうのは確かに魅力的ではあります。

f:id:les2134:20220405180018j:plain

日中、家を空けているときはプラグに負担が掛からないようにケーブルを外して安置させます。

 

「付けて外して、また戻す」

今回はipower EliteとMC-0.5 Helix+を外しています。これらはそれぞれ性能UPの副作用として高域の色付けや音の厚み・濃さをブーストさせてくるのですが、こういった要素を極力排除していっても私の要求水準を満たして聴ける音になっているか、それを確認したいという意図があります。これまでのオーディオにおける試行錯誤は、それこそ数え切れないくらいあれこれやっていますが、しばらくしてその変更箇所を元に戻すということも、まぁ呆れるほど繰り返しているわけです。オーディオラックのあちこちにある傷は、その10年の過程で生じたもの。なので、一時的にシステムから外されたモノについても、一定期間は放出せずに保存することにしています。

E3 dCを中核に据えた現システムでは、それまで投入してきたアクセサリ類の大半が不要になるのかもしれない、という予感はしています。力感・厚み・濃さ・背景の静かさ… こういった要素はある種のオーディオ的充足感を満たしてはくれますが、これはRE・LEAFが目指した音、本来のコンセプトからはズレているのではないかと思うようになったのです。力みなく、過不足なく、それでも自然に「正しい距離感」が保たれている音。必要な時に必要な分の駆動力は備えているので、音楽がずっと遠いままということにはなりません。E3 dCの本来持つ実力を発揮させてやれば、中途半端なアクセサリ類でブーストした結果生じる副作用が入り込むよりも、良い結果を得られるかもしれないと。よって音を脚色する要素を少しずつ外していき、どこまでが私にとっての許容範囲であるかを確認していく、今はそういった軌道修正の時期に来ています。