ポタオデ環境整備は、これにて一段落

バランスケーブル到着 & イヤピ変更

先月注文していたfinal A8000の4.4mmシルバーコートケーブルが到着しました。

mmcxプラグが非常に硬く、自力では装着できなかったので購入店のフジヤエービックに行って取り付けてもらいました。他社リケーブルは前回記事で取り上げたWAGNUS.が手持ちにありますが、純正4.4mmバランスの装着を頻繁に繰り返したくない心理が働き、結局このまま固定することになりそうです。

yuki3.hatenablog.jp

写真にあるようにイヤーピースだけAcoustuneのAEX70に替えてみました。

耳の圧が少なくて軽い装着感で、遮音性は若干下がりますが、音の繋がりが滑らかになります。AEX50の方が浅いところでフィットするのでより快適ですが、低音の量感が減ってしまうので一般的な形状のAEX70を採用しました。

ポタオデ環境整備は、これにて一段落

という宣言を「一応」します。当初の予算通り合計30万円以内で何とか収まりました。

Final A8000 : 178000円 / 4,4mmシルバーコート : 18000円 / SHANLING M8 : 中古10万円

WAGNUS.のリケーブルはこの中にカウントしていません(

イヤホンは場所を取らないので、油断していると無尽蔵に買って増えていく予感がします。色々な音のバリエーションを自宅に迎えて楽しめるのは、それは確かに面白いかもしれないけど、私はA8000の一本があれば十分であるという確信が持てました。

ポータブルオーディオについての、私の正直な感想

今年の春頃から色々試聴してきましたが、DAPはどんどん巨大化しているといってもシングルエンドでは私の感覚では全く駆動力が足りておらず(音量が足りないと言っているわけではない)、バランス駆動でようやくスタートの土俵に立てるぐらいのレベルでした。DC電源で供給するFiio M17だけは別枠です。これは確かに既存のDAPとは一線を画する駆動力を持っています。これを自宅で電源に繋いで聴いているうちに本格的な据置構成に興味を持ったり、電源を付属のACアダプタからiFi iPower Eliteに変更する方をちらほら見ました。

据置機器の場合、大型ヘッドホンを駆動するにしても、シングルエンドの時点で既に十分な駆動力を有している製品は確かに存在します。過去には6.3mm標準しか備えていなかったり、XLRプラグで接続できるようになっていても内部構成はアンバランスのままという製品がありました。今はオーディオ事業を撤退しましたが「ニューオプト」というメーカーをご存知の方は古参のマニアですね。

何故か棲み分けがなされているポータブルと据置環境

別に人の買い物に意見するわけではないですが、「ポータブルハイエンド」で何台もDAPを揃えてイヤホンも多数所持するような方が、据置環境とヘッドホンにはあまり興味を持たない光景を私は不思議に思っていました。それだけの投じた金額があれば、私が今聴いている据置の構成くらいは余裕で手に入れられるはずなので。

それと同様に、据置構成のみでひたすら追求する人が、ポータブルオーディオの方に興味を持たないというのが過去の私の姿でありました。この両者の交流はもう少し活発に行われると、お互いに違った視点が得られて有益なのではないかなと思うことがあります。