10年以上前のハイエンドケーブルですが去年安く入手しました。現行は新シリーズと捉えた方が良いかもしれませんが、とりあえず4世代前の設計という認識です。
Enigma Acoustic Athena A1に採用。
非常に取り回しに苦労します。中央コアユニットが重いので、ラック上段機器に接続する際に垂れ下げるのは危険と判断しました。
V字カットした木材インシュレーターを両端に配置してコアユニットがラック天板に触れないようにしています。振動対策の一環という側面もありますが、こうしておかないと写真右側のオーディオリプラスのタップへ垂直に入っていかないので、高さの帳尻合わせだったりします。
~Impression~
巷の評価では空間表現に長けたタイプと読み取りましたが、私の感覚だと音像の強さがまず印象的でした。中低域の厚み、S/N、情報量は非常に優秀。ちょっと背景が暗めになりがちで、今のシステムではCHORD QUTESTの明るさ、華やかさを少しスポイルする傾向にはありますが、基本性能の高さがあるので手放せないという存在に。
設計の古さという点では、やはりワッタゲートのプラグが気になるところ。。。上下帯域の広さはプラグ次第でまだ伸びるような気がします。PLMM2Xまでは同じプラグでしたが、現行シリーズXLPCでは改良されたようです。
厚みはあるけど「濃い表現」という方向性ではないです。帯域的には中低域にボリュームを持たせていても温度感はクールにまとめてあります。
コアユニット装備系のケーブルではCAMELOT TECHNOLOGY PM-1000は暖色系のようなので、入手できたらPLMMと比較すると面白そうです。