Fiio R9を購入しました
MNG
— ☃ (@flusso_bianco) 2024年4月26日
Fiio R9
PCはRAW現像ソフトを常時起動しており8GBも専有されるので、オーディオのトラポ兼用を止めてR9に任せることに。
SDカード1TBを入れてPure Musicモード。USBはNordost TYR2。
電源はHDPLEX 300w(15V)LT3045側は3A MAXなので問題なし。 pic.twitter.com/1KJYEC09yk
去年春からカメラと写真撮影に注力していましたが、またオーディオの世界に戻ってきました。とはいえオーディオ機器への意識を下げていただけで、毎日聴いていたことには変わりないです。
ヘッドホン出力のカバーは今も付けたまま。DACやHPAも、CHORDとPASSが手元にありますから我が家のR9の役割はデータトランスポート機能のみ。ならば下位のR7でも問題ないのでは?と思ったのですが・・・
トランスポートとしてのR7 VS R9 音質比較
この両者は、DACチップのグレードやHPA部の出力については分かりやすくグレードの違いが明記されています。直接ヘッドホンを接続して聴く「オールインワン」で音質を求めるならR9を選択するのは自明でしょう。
eイヤ4Fで家の環境に近い状態にセッティングしてもらってR7とR9のUSB送り出し比較
— ☃ (@flusso_bianco) 2024年4月27日
Hugo2→E3→D8000Pro(違いは家がQUTESTなだけ)
R7は暗くて抜けが悪い、粒子感が荒い
これなら家のPCトラポの方がマシ
R9を聴くと、これは明らかに質が2ランクは違う音だ
結構根詰めて練ったPCじゃないと超えられない
自宅の2F用システムにあるE3が常設展示されてるのでそちらの音を基準に、DACはHugo2を準備して頂きました。今回は「どちらかを購入することを前提とした本気の比較」をするので、出来るだけ自分が「認知している音」に近づける必要がありました。
注意してほしいのは店頭での比較は「AC接続」のみで、「DC接続」はしていません。R7は外部電源による伸びしろが残されている可能性があります。そこに賭けてコスパ優先のR7という選択も一瞬考えましたが、結局は失敗がない安全策を取りました。
正直言ってAC接続のR7はあまり印象が良くなかったし、この「音の質感」がDC接続で完全に払拭されるのか疑問があったのです。この「音の暗さ」はDAC→HPA間のRCAケーブルが間に合わせの「赤白ピン」だったので、それに起因するものかと勘違いしたくらいです。
R9では、そのネガが全く出ていなかったどころか、むしろ華やかさを感じるくらいでした。加えて、上記tweetのように抜けの良さと音の肌理細かさにおいて明らかにランクの差を感じました。
*自宅で聴く「DC接続」では「華やかさ」は減退してニュートラル寄り。詳細は次回記事に回します。
Fiio R9 導入経緯
観点としては「何故PCオーディオを脱却したのか」という説明です。
冒頭の引用tweetにもあるように、写真編集ソフトが非常にRAMを消費するので、これを常時起動した状態で、ブラウザ閲覧と音楽再生のTuneBrowserも平行させる使い方に限界を感じたのです。32GB積んでるのに20GB付近に達することもあり単純に重すぎる。。。
なのでオーディオは完全にPCから独立させて、手元の小型ジュークボックスからタッチ操作するのが最も簡便ではないかと考えた結果の Fiio R9導入となります。
ZEN STREAMがFWUPで再起不能になるまでは結構ネットワークの音質的なアレコレも詰めてたんだけど、また別のRoon Brigde買ったとして同じことを繰り返すのに疲れたので、ネットワーク通さないスタンドアローンで簡単なFiio R9で「これ以上考えないで済む」のが一番だと悟ったよ
— ☃ (@flusso_bianco) 2024年4月29日
正確には、FWUPで900秒単位のドロップ問題が発生し、ファクトリーリセットを実行したら初回起動でネットワークに繋がらず再起不能、ですね。
「疲れた」というのは、オーディオ的に音質を細部まで詰めていく意味での精神的な疲労もありますが、一方では写真を撮りに外出することが増えて、マニュアルフォーカスで厳密にピントを合わせようと気を張っているとですね、帰宅すると結構体力的にも疲れていたりします。そして夜は現像ソフトで色味の調整等を追い込んでいますから、もう私にはかつてのように機材をあっちこっち移動させたりケーブルを交換したりするような時間がないんですよ。。。
「オーディオ以外の趣味がオーディオに制約をもたらして、結果的に良い形に収まった」というのが実情。
— ☃ (@flusso_bianco) 2024年4月29日
オーディオだけを追求していたらこの選択は無かったし、いつまでも終わらない探求をしていたと思う。
自分の中では「良い形に収まった」と思ってますよ。ある意味では「妥協の産物」であることは否めませんが。
ただ、「何も制約がなく、ただそれを追い求め続ける」のは、実際にはとても難しいものなのではないか。そこで方向性を見失って突き進んだ先には、自分で気付かないうちにとんでもない音に変貌しているなんて、そんなこともあり得るでしょう。
複数の趣味を平行させることの良い点って、一見制約があるようでその結果「選択可能な範囲の適切な少数の案」からバランスを取れるってことだと思うのです。