クリーン電源導入計画からの思索変遷

今年に入ってからクリーン電源導入を計画していたのだけど、

結局選んだのは電源タップ Audio Replas SBT-4SZ-MK2

 

色々情報を集めてはいたが、転機となったのはユニオンでの電源試聴会。

ある意味では「現実を見せてくれた」というか。

クリーン電源の方が電源タップより圧倒的に良いだろうという思い込みがあったので・・・

前半で電源タップを徐々にランクを上げていって、kripton PB-HR2000の後にクリーン電源の部が始まったから、イベントの進行構成も比較がしやすくて良い経験になった。

 

イベント終了直後ではリジェレネータ方式のPS Audioが良かったようにも感じたが、結局S/Nも情報量も間引かれた上での「オーディオ的な音楽の纏め方」=プリアンプ的な作用であることに気づいた。

「低域の量感が増える・音像が太くなる・音の隙間が埋まる」

差分補正型と分類しても良さそうなアキュフェーズ、ラックスマンも方向性としてはかなり似ている。

 

ISOTEKは私の中での分類はクリーン電源というよりはフィルター付き電源タップ。でもノイズ抑制をやりすぎて温度感が下がって、S/Nは群を抜いているが音楽的に素っ気ない。

フィルター回路入り電源タップのPB-HR2000もISOTEKほど極端ではないけど、これも温度感は若干下がる傾向。

 

・・・どうも私が今見てるところの先には答えは転がってないんじゃないか。

結局、「フィルターが通る」ということは、実は情報量も吸われてるのでは?

残るは、タップからフィルター回路も取り去って、純粋に筐体の素材と精度だけ追及したもの。

するとChikumaか、Audio Replasの2択。

リプラスに決めたのは、コンセントをすっぽり覆っている30mmのカバー。

もうこの見た目に惚れたので。

買ってみて、ちょっと好みの音からズレていても、それは自分で寄せていく。

 

「直観的にピンと来たら、試聴だの四の五の言わないでとりあえずお迎えしてしまう」

それが私。