あなたの孤独を あやせるように

今年も残り僅かなので、振り返って総括です。

前身ブログ「LA SOURCE」閉鎖から、夏頃までは正直言って本当に酷い年でした。

春に発生したJPLAY日本語デスクとのトラブルについては、今更私の個別の状況について詳細を語ることはしません。大まかな流れについて知りたければ、経緯は良く似ているのでリバーストンびろちゃん氏のブログをお読みください。リンクを貼ることも、あえてしません。

JPLAY日本語デスクについては、8月にもあるユーザーとのトラブルが発生。事態を重く認識したポーランド本家の開発者が、日本語デスクを解雇して決着が付きました。

その後、11月にJPLAY.euサイト内にて、日本語版のページを開設するという形でサポートが始まった模様です。

(私は4月からJPLAYを一切利用していません)

LA SOURCEのログは残っていませんが、今後の自分が吸収していった事柄をフィードバックして、いくつかの記事は復活させたいなと思います。それは過去と同じ内容、同じ立ち位置から書くものではないこともきっとありうるでしょう。

 

 4月に前ブログとtwitterアカウントを削除して、これは良い機会だと考えて小規模アカウントに乗り換え、なるべく心を静かにする環境を整えることにしました。

去年はアウトプットの年だったとすれば、では今年はインプット、蓄積の年にしようと。

8月に諸々の問題が解決し、30歳を迎えたと同時に、クラシック音楽に興味を持ち始めました。

最初は右も左も全くわからない状況でしたが、一カ月くらい、ぱすてるぴあのさんに道案内をして頂きました。

twitter.com

ぱすてるさんが執筆されているブログのクラシック音楽カテゴリーはこちら☆

www.audiostyle.net

9月の後半くらいからは、もう自分の好きなようにCDを買い集めていますけど、一番最初のとっかかりで躓くことがなかったのは、やはりぱすてるさんのお陰です。

いつもありがとうございます♪

私の基本的なレパートリーは、ピアノ協奏曲、ピアノソナタが中心となっています。

ぱすてるさんはショパン弾きなので、最初はショパンを色々教えて頂きましたが、私が好きになったのはシューベルト

ピアノソナタ21番、即興曲集op.90 , op.142が特にお気に入り。

www.youtube.com

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クラシック音楽を幅広く一通り聴いておおまかな内容を覚えるためには、結構な時間が必要となります。それを現在のFinal D8000を中心としたヘッドホンシステムのみで聴取するのは耳への負担が大きいことから、簡易なBluetoothスピーカーによるサブシステムの追加をぱすてるさんから提案されました。

11月に、Cambridge Audio YOYO Mを購入。

www.cambridgeaudio.com

ベッドサイドで50cmほどの距離から小音量で聴くスタイル。

youtubeをふらふら聴いて回ったり、サンプル音源を聴いてどのCDを買うか選んだり、なかなか使い道はあります。このスピーカーにレンジの広さや解像度を求めるのは酷ですが、音楽的にバランスが良く穏当な鳴り方と感じます。

最近はヘッドホンシステムを使うのは1日1時間程度を目安として、それ以外に2〜3時間程度をbluetoothスピーカーで聴きながら、本を読む生活です。youtubeは有料版に加入していませんから、バックグラウンド再生が出来ないのでかえってSNSが気にならなくなり、以前より本を集中して読めるようになりました。

 

 

 現在はクラシックを聴くのが中心となっていて、「ロリィタノィロォゼ」Rimiyuさんの楽曲を聴く頻度は少々下がってはおりますが、今でも一番好きなアーティストであることには変わりありません。

今まで2万回は軽く超える回数を聴き続けて、楽曲の持つ音楽性を引き出すべくオーディオ機器側の調整も、ほぼ着地点が見えてきました。しかしながら、どうもこの先は今までのような伸びしろが、先行きが見えない予感がしたのです。

これを打開するには、もうオーディオ機器側にばかり視点を立てるところから離れて、自分の音楽体験を根本的に拡充する必要があると思ったのです。

クラシック音楽に興味を持つようになってから、確かに素晴らしい楽曲をたくさん発見できました。けれども、私の最終的な目標は、クラシックの様々な楽曲を吸収して自分の感受性のアンテナを広げて、そこからフィードバックしてRimiyuさんの音楽を、より強く多様に感じ取りたいということなのです。

効果は、既に11月頃から現れています。オーディオ機器側に大きな変更点はないのに、より繊細なディテールが見えてくるようになりました。

 

 

記事タイトルについて。

「あなたの孤独を あやせるように」

アルバム 『Dolores』より、noce からのワンフレーズ。

私はこの「あやせるように」という言葉の選び方が、とても良いなと思うんですよ。

今は、何かにつけて「あなたは決して孤独ではない」と鼓舞する時代でしょう。

私は「そうではない!」と、人は『根源的に各人それぞれの在り方で』孤独であり、多くの人に囲まれているような者でさえ、"それとは全く関係なく"やはり孤独なのです。

別にそれは悲観することでも何でもないと思っています。ただ、人はそういう在り方をしていると認めればいいだけです。「孤独ではない」と必死に他者に伝えようとするのは、孤独を必要以上に恐れていることの裏返しではないか?私はそう勘繰ってしまいたくなる。

詩の解釈は様々あると思います。これはあくまで私見ですが、Rimiyuさんは、他者の孤独は「根源的には救うことができない」と感覚的に捉えた上で、それでも寄り添いたい=「あやせるように」という言葉を選ばれたのではないかと想像します。

そういう世界認識の仕方が、何だか少し、私と似ているような気がするのです。

 

今年は、実際にお会いすることは叶わなくて、少々寂しい思いもありましたが・・・

ヱリスさん、大橋忍さん、そして多くのRimiyuさんファンの方とお話できる機会に恵まれました。

皆様とても純粋で、そして繊細な感性をお持ちで・・・

Rimiyuさんは今もたくさんの方の心に残っていて、そして愛されていることが実感できました。

来年は、もし叶うならば、Rimiyuさんとお会いして、色々なお話ができたらと思っています。