Jorma Design No.3は、ピアノの質感は素晴らしいのだが、声の質感に潤いが不足してしまう。
逆に、Wireworldではピアノは丸くなってしまうが、声の再現はとても魅力的。
RCAケーブルを変更するだけで、音楽を聴くときの「視点」が移行してしまう。
Jormaでは、「演奏の緊張感」として意識されたものが、Wireworldでは、そうしたちょっと張り詰めた雰囲気が、かなり薄まってくる。
このブログでは閲覧者が非常に少ないので、事前の説明を省くが、
「抑鬱トロイリズム」では、Jormaで聴く方がピアノはより「らしい」と感じる。
逆に、Wireworldの方がピアノの表現においても楽曲のテーマとしては好ましい場合がある。
「Lily Marron」etc.
若干話は横に逸れるが、アルバム「Chercher Etoile」のジャケットを担当された方は、私の考える「音の色」が見えるのではないか?
このアルバムは、普段使いのDAC、PCM1704ではなくWM8741搭載機を当ててやりたい。
「音の色」については、おそらくストーリーズにて旧ブログからの抜粋、再構成となる。