カメラ趣味がサブ→メインへ昇格?

これまで趣味の中心軸を長年に渡ってオーディオに据えていましたが、この分野への資金投入は一段落ついたことで、かつてのようにオーディオ専門店へ試聴に出向くことや、通販サイト・オークションの巡回も頻度が減っております。むしろ私はこのような状態に安定してからこそ、本来の意味で「純粋に音楽を聴いて楽しむ」第二のスタート地点に立てたような気がするのです。あえて言えば日々の音源収集が細々した出費として計上できる程度のこと。

一方で、元々はブログに投稿する際に機器の写真を添えるなら多少は綺麗に映っていた方が良かろうとの考えで、5年ほど前にLUMIXマイクロフォーサーズ機GF9を購入したことをきっかけにして、徐々にカメラ・写真撮影にも興味を持ち始めるようになります。何度か外に持ち出して花や紅葉を撮影することもありましたが、この時点では基本的にカメラは室内に放置されていたのです。

その後、GF9より更に小型で、なおかつセンサーサイズがAPS-Cであることに惹かれてRICOH GRIIIXを購入するも、これは半年も維持出来ずにNikon Z5の下取りとして放出する結果に。正直に言って実際の写真の出来栄えで言えば、GF9にF1.4の単焦点レンズを付けていた頃の方が全然良かったように思います。

GRはセンサーサイズこそAPS-Cですが、レンズ自体が暗くて交換不可能なのが盲点でした。私は撮像素子がマイクロフォーサーズより大きなサイズのAPS-C規格なのだから、明るく映るのだろうという安易な思い込みがあったわけです。実際の写真では、どうにも色乗りが悪く味気ない結果になる例が多々ありました。プロモーションでやたらとモノクロ写真の良さを前面に押し出しており、これは上手い言い替えもとい視点逸らしだなと感心したものです(

こうした紆余曲折の末、Nikon Z5と50mm単焦点レンズをセット購入した時は、「本当にコレ(ボディとレンズ合計で1.2kg)を外に持ち出して撮影する気になるんだろうか。すぐに使わなくなってしまうのでは・・・」という不安がよぎったものです。

今になって振り返るとこうした懸念は杞憂であったし、そんな心配をする必要はなかったと断言できます。それほどに写真を撮る行為そのものが楽しい。最近はオーディオショップで試聴する機会も減っていて、Cayin N8 DAPを携行することもなくなってしまいました。こうした点からも、かつてブログ投稿の補助役として位置付けていたカメラ趣味が、いつの間にか現在では私の興味の中心点に入れ替わっていたのです。

作例を張り付ける記事は春先にいくつか投稿していますが、この半年間でカメラ趣味や写真撮影についてまだまだ未熟ながら分かってきたことが細々ありますので、そうした内容を投稿していく計画を立てています。作例も要所で挟みますが、かつての記事のようにその紹介をすること自体が目的ではないです。