ゲーム感覚でマニュアルフォーカスを楽しむ

前回の記事で「Samyang MF85mm F1.4 Z」が異常なまでに安かったので、マニュアルフォーカスが自分に使いこなせるか自信はないけれど、とりあえず確保してきました。

yuki3.hatenablog.jp

MF専用設計のフォーカスリングは、とても滑らかで手に馴染む

やってみたら分かります。AFの電子制御でMFの練習をする無意味さ。

フォーカスリングがMF専用で設計されているのだから、適切なトルク感とリニアな反応の良さは「AF前提の電子制御」とは土台が違います。軽めが好き、あるいは重たい方が良いとユーザーの好みはそれぞれあるでしょうが、普通の感覚で手に馴染まなかったら使い物になりませんから。フォーカスリングの設計は細心の注意を払っているはず。

私はMFレンズについて、この1本しか触れたことがないので他と比較は出来ませんが、市場の少ないレビューを拾ってみると「やや渋め」だそうで。

(今探しても該当ページが見つからないのでリンク無し😅)

私は微調整する際に回し過ぎたり、止めたはずなのに不意にズレてしまう方が嫌なので、「やや重い」程度で丁度いいのかなと感じました。

ゲーム感覚でマニュアルフォーカスを楽しむ

AFに慣れてくると段々写真を撮る行為に、うっすら『作業感』が漂ってきます。

「ピント合わせたいところにタッチして、反押しで合焦したら押し込む」

休日の撮影で一日100枚くらい(これでも真面目にやってる方からしたら全然少ない)は撮るので、被写体や構図は刻々と変化するとはいえ段々集中力が切れてくるというか、正直に吐露すれば「飽き」がやってくる。

MF専用レンズで撮るようになってから、「後半ダレる」ことがなくなりました。というか、時間があっという間に過ぎて気が付いたら2時間経過していたとかザラにある。

(まだ中年というには少しばかり早いけれど)年を重ねると集中力が続かなくなっている自身の状態を如実に自覚させられている毎日ですから、MFで撮影している時だけ、何だか小中学生の頃に戻れたような気分。

そもそも、このマニュアルフォーカスで撮影する一連の流れが、何となく「ゲーム感覚」に近いものがあって。ジャンルで言えばシューティングかな?

F1.4は流石に多用しませんが、なるべく開放側で撮りたいので手動でのピント合わせは難易度が上がります。それでも領域拡大したモニターに映る像が、左手の微妙な操作によってクッキリと浮かび上がってくる、そのリアルタイムの挙動が楽しくて仕方がないのです。