フジヤエービックでは現在決算セールでDAVEが超お安くなっているように見えますが、そもそも元々の値上げ幅が(ry
新品の展示機は置いてませんが、中古が入ってきたので久方振りに聴いてきました。

UTOPIA SGは3.5mmケーブル(6.3mm変換経由)がいまいちな音なので、家からNOCTURNEを持ってきました。今回はDAVEの素性を知りたい目的なので、ヘッドホンアンプ部の駆動力はそれほどではないのは承知でそのまま挿してます。
今回の試聴結果次第では、QUTESTから頑張ってDAVEにジャンプアップする計画も検討してはいたのですが、結論から言えば将来的にQUTESTを離れる場合はCHORD以外のメーカーを選ぶことになりそうです。
QUTEST比でDAVEが優れている点
- 音場の奥行と高域情報量
- ピントが合って冴えた感じ
- しなやかなのに、エネルギーの強さがある
- 上に突き抜けて壁がないような空間表現
DAVEの気になる点
- 耳を圧迫されるような謎の緊張感(超高域ノイズ?)
- 雰囲気は上品だが、神経質に感じる(ヴァイオリンで顕著)
- 奥行方向は精緻なものの、左右空間が相変わらず狭い
- カラフルなQUTEST比で、DAVEは背景が白く眩しくて色乗りが薄く見える
箇条書きで収まらない部分を続けます。DAVEは総合的にはハイエンドらしく極まった領域と個性が前面に出ていて、特に試聴映えするタイプの機種だとは思います。奥行方向の精緻さと高域情報量は他で得難いレベルにあるので、ここを追求される方は導入してみる価値はあるでしょう。
ただし私の感覚では「普段使いとしてストレスなく長時間聴けるか」と考えるとかなり厳しかったです。長時間といっても休憩なしで45分程度を想定しているのでそれほど長時間というわけでもないと思います。30分くらいの試聴でも、その後で耳の詰まる感じがだいぶ尾を引いて数時間残っていました。普段QUTESTを使っていてこのような感覚はないので、DAVE固有の問題だと思います。考えられるのは超高域に押し上げられたノイズ量がQUTESTでは支障のない範囲だったのが、DAVEでは閾値を超えてしまっているのではないかということです。
最近思うのは、QUTESTを普段聴いていて感じる「音の緩さ」は、長時間ストレスなく聴き続けられることの助けにもなっていること。ハイエンドのDAVEが緩かったらそれはそれで不満が出そうですが、あまりにもこれは音に「遊び」が感じられずストイック過ぎる・・・。音の角が立って潰れる感じの痛さではなく、あくまでしなやかで上品な雰囲気を漂わせつつ、張り詰めた緊張感と耳を圧迫する感じが同時に存在しているという、何とも不思議な世界観です。
というわけでQUTEST→DAVEへのジャンプアップ計画も取り止めることにしました。そうなると今後もしDACを変更する場合はCHORD以外を選択することになりますが、全くもって候補が見つかっておりません。上記のようにQUTESTで感じていた「緩さ」が見方を変えれば長所にも転じてしまったわけで、むしろ余計に動けなくなりました。また、高域情報量に関してはDAVEが優れてはいるものの、私にとってはQUTESTのレベルで必要十分です。このDACは自分の歴代では最長の使用期間で4年を過ぎましたが、まだまだ現役は続きそうです。それだけ自分の肌感に合っているのでしょう。