「サブスク」との付き合い方

私のサブスクオーディオは、タブレットamazon music HDアプリを入れて、寝室用のBluetoothスピーカー(Cambrigde Audio YOYO-M)でシンプルな構成で聴くことに留めており、メインシステムには使っていません。基本的にはCDをリッピングもしくはe-onkyoでDLしたソースを、ソフトはTuneBrowserで聴くことにしています。

私にとってサブスクはあくまで「サブ」でしかないのです。

 

AMHDに登録されている楽曲は膨大な数に及ぶので「定額配信されていない楽曲がCDにはまだまだたくさんある」と主張される方もいるとは思いますが、多くの人にとっては既に十分すぎる量と思われます。品質も劣化しないFLACで、ハイレゾ音源も500万曲以上登録されているので、AMHDをメインソースに切り替えたオーディオマニアも実はいるのかも・・・PCにインストールすれば普通にPCオーディオの感覚でやれちゃいますし。

ただし、音質を追及するオーディオマニアにとってはひとつ避けて通れない問題があります。「再生ソフトによる音質の違い」です。残念ながらAMHDの「再生ソフト」としての音質は・・・私はこれを常用するのは厳しいと判断しました。

ケーブルによる音の違いを体験的に知っているオーディオマニアであれば、可逆圧縮のmp3 320kbpsとFLACを聴き分けるよりも、再生ソフトの音質の違いの方が認識しやすいというのは分かって頂けると思うのですが。ちなみにカーネルミキサーを回避したASIOやWASAPI出力で統一した前提でのお話です。

おそらく、AMHDは随時登録楽曲は増えていくのでしょうが、まさか「再生品質」にまで気を配るとまでは考えにくいので、私は今後もわざわざCDを買い、リッピングした後は回転されないCDが部屋に今後も積み上がっていくことになります(

 

アナログレコードからCD、そしてDL購入の時代を経て、今度は「手元にデータすら持たない」ことが将来的なスタンダードに移行しつつあります。日常生活を送る上で、特段自分の趣味にしていないならそういうスマートな形も良いとは思うけれど・・・

でもやっぱり、定額で聴き放題って、それぞれの楽曲が「自分で選び取った」ものでないから、何か気が乗らないっていうか身が入らないような・・・まぁそんなにマジになってどーするのっていうツッコミも片隅に自覚しつつ。

目に入ったもの片っ端からCD買ってるようでそれなりに選定基準ってものもちゃんとあるのですよ?(

だからあくまで、音楽そしてオーディオを趣味にする者ならば、サブスクリプションは「サブ」であって、領分を弁えて活用してほしい・・・とも思ったりするのです。