Camerton Binom-ER フジヤエービック店頭試聴会

枠は20分で、私が到着した時点で待ちが多く整理券を渡されて、1時間後に戻りました。

左端見切れてますがBoulderのXLR4直結で下のMOONは通ってません。

 

Impression📝

  • 帯域バランスが独特(昔のAUDEZEに近い)
    低域の量感が多く、ややボンつく
    中低域にかけてボワボワと被る、くぐもった感じ
    高域は基本的に刺激を抑えた音作り

  • 声の実在感は高評価 (岩男潤子「ここにいるよ」)
    ここは一番感心した
    UTOPIA SGより明確なストロングポイント
    質量感を伴って「ここにいる」のが見える

  • 質感はマット寄り
    基本的にはのっぺりしていて表面の凸凹感が均されている
    弦の表現は私の好みから外れる

  • 「場の空気」がぶわっと大きく動いている気配が感じ取れる
    この感覚をヘッドホンで体験したのはおそらく初めて

  • 左右ユニットに音が張り付かず、きちんと空間に出てくる
    D8000系やSUSVARAは音が空間に出てこない

 

正直現時点では「個性的すぎて判断が難しい」

ストロングポイントだけ見れば飛び込む価値はあるかもしれない、とも思える。

それほど、「ここにいるよ」の実在感は際立っていた。

しかし中低域の被り、くぐもった感じは気になり続けるだろう。

昔のAUDEZEっぽいとは書いたが、音色はむしろ僅かに寒色系な印象を覚えた。

質感はマットなのだが、無機質であるとか演奏の機微が見えないという方向性ではない。

音の性格の要素的組み合わせが今までにあまりないタイプ。

「場の空気」がぶわっと動く様子が明確に感じ取れたり、音がちゃんと空間に出てくることから、ポテンシャルの高さはあるのだろうと思える。

個人的には100万円のプライスを考えるにあたって「SUSVARA UNVEILEDよりは面白い」とは言える。