
フロア改装したeイヤの「静電型ヘッドホンゾーン」には、以前より常駐していたSTAXに加えて、LTA Z10eとAUDEZE CRBNが追加されていました。早速試聴してみましょう。
結論から言えば、今年試聴した機材の中でもかなり印象の良い部類に入ります。TOP3のどれかにランクインしても良いのでは?というレベル。
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- 背景は少し暗め(暗黒レベルではない)
- STAXは明らかに白飛びして1kHzあたりの凸が目立つ
- Z10e×CRBNの方が自然な帯域バランス
- 低域を無理に伸ばそうとせず、中域の質感を大事にしているのが伺える
- 静電型ヘッドホンかつ真空管アンプでありながら、輪郭をキッチリ出してくる
- 駆動力そのものは優れているが、ひけらかす印象がなく枠に収める安定感
- 暖色にも寒色にも振れず、中庸な位置をキープしている
- 一聴して冷静な印象を受けるが、良く聴き込むと内省的な表現力に優れている
自宅のシステムでこれまで追求してきた「表現力」とは、また違ったアプローチで全体を高レベルで纏められているのがZ10e × CRBNだと思いました。
家の音って基本的にベースの色が「陽」の方向性で、決して中庸ではないんですよね。また、どんな音が入力されても枠からはみ出ない安定感のようなものは、家にはない。
中庸であるからこそ引き出せる、アーティストの本質的な音楽性。そこに触れられるのがZ10e × CRBNの価値ではないかと感じました。
これで聴くLNはとても良かったし、解釈のバリエーションも広がりました。
今日の記事はかなり短めですが。これで区切ります。