UTOPIA SGと共に学ぶ

2024年の私的ベストバイは間違いなく、このSGでしょう。

この半年間、本当に多くのことを学びました。そしてそれは来年以降もきっと続くのでしょう。

ユーザーの方々はご存知と思いますが、本当にこのヘッドホンはシステム全体の完成度が問われます。そしてほんの些細な環境の変化に対して敏感に反応します。

この「環境追従性」は他のヘッドホンとは全く次元の違うレベルにあります。ハイエンド価格帯も含めて、通常のヘッドホンというのはアンプのパワーを奢った際に以下のような反応を示します。

  • 空間が広がる
  • 音の密度が濃くなる
  • 奥に引っ込んでいた音が前に出て迫力が増す
  • 緩くボヤボヤしていた低音が引き締まり、より低い帯域まで伸びる

しかし多くのヘッドホンというのは、アンプのリニアリティ面こそ反応してくれますが、各々のモデルで個別の個性を強く帯びていました。これらの「癖」は、アンプ以前の上流つまりDACやトランスポート、電源といった要素に起因する変化については、相当な領域を上書きされてしまうのです。全く感じ取れないわけではないですが、「癖」の部分を差し引いて判断していましたね。

 

UTOPIA SGが全くの無個性であるとは言いませんが、これまでのヘッドホンの文脈からすれば相当に「判断がしやすくなった」ことは確実に言えます。

前回のSwisscablesの記事で、最終的には外付けCDドライブさえ撤去してシステムのシンプル化を進めていきましたが、この「音の濁り」のbefore⇒afterはUTOPIA SGでなければ私は気付けなかったことです。

この件以外にも様々あります。

秋頃に空き端子に接続する仮想アースを色々試したんですが、結局その多くは固有の癖が強く足を引っ張ってNG。SILVER HARMONIZER等。

HDPLEXのDCケーブルはSILVER RUNNINGだと眩しすぎてダメ。それよりも安いみじんこさんのPoint 5は良好。このように、価格にもメーカーにも関係なく実際の出音で適宜判断する、その一連の流れがスムーズに進むようになりました。

そして今、取り掛かっているのは電源BOXのアンダーボード。

final D8000ユーザー時代にも一通り試した「新木場もくもくシリーズ」ですが、この当時より圧倒的に木材による音の違いが明確に出てきます。ハードメープルは明るすぎて中抜けして高域が上擦る感じがします。今のところマホガニーが強すぎる癖もなく、バランスが良く音の深みもあって気に入ってます。

 

来年はもしかしたら、はてなブログProに加入してもう少し投稿に力を入れるかもしれません。結構PVも増えてきたし、全体的に外観を整えて見やすくしたいな、とも思ってます。

そして今でも、判断の軸となっているのは、何万回と聴き続けた楽曲たち。