仮想アース3製品レビュー

RCAもしくはBNCプラグの空き端子に接続する仮想アース3製品を購入しました。

 

 

takelet001.stores.jp

CHORD QUTESTのBNC入力×2へ

 

acousticrevive.jp

PASS HPA-1のプリアウト×2へ

 

audiomijinko.thebase.in

iFi Zen Streamの同軸RCA出力へ

 

この3製品のうち、音色に変化を加えずに基礎性能だけ底上げするのはPRat Sound GRV-RISER BNCだけです。価格帯も気軽に試せる範囲に収まっていてオススメ。「BNC」入出力なんてないよ・・・という声はあるかも(笑

ネットワーク・PCオーディオの方ならRJ45やUSBのラインナップから試してみるのも良いかと思います。

 

残り2種のオーディオみじんことアコリバは、鉱物のブレンド比率やシルク等の制振材によって音色を狙った方向に誘導されます。みじんこは良心的価格の範囲にありますが、アコリバのコスパの悪さは際立ちます・・・

みじんこはクッキリハッキリ明るい音色に、温度感は若干下がります。重心が下がって細かい情報もより出てくるので、変化としては分かりやすいでしょう。

 

アコリバの注意点としてはショートピン(RES)とターミネータ(RET)を間違えて購入しないように。PASS HPA-1は入力2系統とプリアウト1系統なので、どちらを買っても問題ないのですが「短絡させる」のが若干怖いので、プリアウトにターミネータを接続することにしました。

効果としては「さりげないオーディオ的な美音」の脚色がハマれば手放せないアイテムだと感じました。音の繋がりが滑らかでクリーミー。ほんのり艶が乗り中域の密度が濃くなる。副作用としては僅かに高域を丸めて刺さらないようにコントロールしている気配があって、乾いた突き抜けるような高域を誤魔化さずに聴きたいという方には向かないと思われます。

 

この仮想アース3製品を同時使用することによって、私の環境では上手くバランスが取れているのか最近とても良い音が出ています。Silver Harmonizer Adv.の温度感が下がってパサついた方向はあまり好みではないけれど低域側の重心を下げる効果は大きく、みじんこのネガはアコリバで戻す+オーディオ的美音の付加、というイメージ。